私が主宰する「パンダ会」というふざけた名称の
勉強会(戦争体験者の話を聞く会)のメーリングリストに
5月3日のゴー宣道場の開催案内を送ったら、
ある方から「メーリスを解約してください」という連絡があった。
笹さんに共鳴して、応援するつもりで登録していたのに。
今回の憲法のことでがっかり。
小林よしのり氏が変わってしまって、笹さんまでとは。
とても残念・・・
という内容でした。
変わったって、何が?
戦争経験者に話を聞く(戦史に関心を抱く)
=日本は悪くなかった
=戦後の左翼に反対!
=安倍政権支持
=安倍加憲案(自衛隊明記案)支持
=5月3日は「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の
集会に参加しないとおかしい。
この方は、概ねこういう思考回路ではないだろうか。
このパッケージの枠に入らない人がいるのを、
「どうしてだろう」と考えもせず、
「変わってしまった」「残念」と片付けてしまう。
そこには「自分が絶対的に正しいのだ」
「私の考えこそが正しい結論なのだ」という
思い上がりが見え隠れする。
自ら知的誠実さを持っていないと言っているようなものだ。
いい大人が、これだもんなあ。
こういうとき、私はゴー宣道場に参加させてもらっていて
本当に良かったと思う。
浅薄な自分は、もしかしたらパッケージ化された思考にどっぷり浸かり、
ちょっと違和感を覚えても他に思考の基軸すらなく、
ただ流されていただろうと思うから。
おそらくこの方は、立憲的改憲の意味を知らない。
私たちは、従来のパッケージ化されたイベントはやらない。
賛同者だけ集めて、決まりきったセリフを吐いて、
万雷の拍手でもって話す側も聴く側も自己満足に浸る。
それではあんまり勉強にならない。
勉強して、知識や考え方の幅が広がって、
今までとは違う景色が見えたら、
自分の考えだって今までとは違ってくるはずなのだ。
それが「変わった」というのなら、
私は変わり続けたいと思う。
そういうのを一般的には成長というのでは
ないかと思うから。